依然として原油価格の低迷が続いています。需要期が本格的に
始まるまでは調整期間が続くことになりそうです。
実際に国内で原油を取引される場合の重要な指標の一つとして
海外相場の動きを注視することがあげられます。
この場合の海外相場とは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所
(NEW YORK MERCANTILE EXCHANGE:NYMEX)をさします。
実際に、NYMEXでの原油価格の動きが大きく影響されますが、
だからといって必ずしも東京工業取引所での原油価格が上がる
わけではないので、こうした点は注意する必要があります。
特に東京工業取引所で原油価格が形成される要因として上述し
たこと以外にもあげられるのが需給バランスと為替です。
しかし、くどいようですが、国内の原油相場は海外の動きに大きく
引っ張られますので、相場に入るにあたってある程度海外の動き
の方向性を予想することが必要だと思います。
そして、NYMEX以外にもロンドン国際石油取引所(nternational
Petroleum Exchange:IPE)の動きも見逃せません。
大きな影響力を誇っています。基本的に時差の関係からロンドン
市場での価格がニューヨーク市場に反映されます。
ですので、ロンドンの値動きがそのまま直接東京市場に反映され
る可能性は低いですが、確認すべきでしょう。
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