【商品トレードが分る商品先物取引入門】
NY原油は年末から年始に薄商いが続いておりますが、中心限
月の2月限が100ドルをついに突破しました。
去年の今頃誰かが今のような状況を想像できたでしょうか?。
先週末に発表された12月の米雇用統計におきまして、失業率が
前月比0.3%上昇し、5.0%と2年ぶりの高水準に達しております。
また、指標として注目されていた就業者数は、市場予想を大き
く下回ることとなり、前月比で1万8,000人増と低迷し、米景気
の減速が雇用情勢の悪化を懸念する声が高まっております。
そして、金融市場における信用収縮の影響が実体経済にも波及
しているとの印象を強めております。
今週頭には、ホルムズ海峡で米海軍が船舶から爆破予告を受け
るなど、緊張が高まっている報道がなされたことにより、一時的に
上昇するも、その後、武力衝突が回避され沈静化しました。
米北東部は最大消費地であるわけですが、気温上昇が見込ま
れており、暖房需要は例年と比べ4割も減少するようです。
そして、米エネルギー省(DOE)が、08年の世界石油需要に関し
て、上方修正されたことにより下値を支えることとなりました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅な追加利下げ観測も
高まっていることから、ドル安基調の長期化にともなつてインフレ
による物価上昇見通しが依然として根強い状態にあります。
来週は、米企業の決算発表が本格化することから、米景気動向
を見極めようとする動きが広がることが予想されます。
一方で、株や為替、他の商品市場の影響が継続して大きいため、
波乱含みの展開が予想されますので要注意です。
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