これまでインドも、中国に負けず劣らず高い経済成長を遂げた
ことにより、
商品市場への影響力は年々拡大しております。
エネルギー需要が一気に拡大したことによって、とてつもない
原油高がここ数年間で起こったわけですが、こうした背景には
上述したような要因があるわけです。
また、原油高にともなって金価格も高騰したのですが、原油と
金は直接的にはあまり結びつきませんが、金価格の高騰した
要因として原油と同じようにインドがかんでいます。
実際にインドがここ数年でとてつもない経済成長をとげたこと
により中間層が拡大したことで金消費増加が加速したのです。
そうなると、金価格は一気に高騰することとなり、依然として金
相場では最高値を更新する場面が度々見られます。
それ程までにインドの金需要が高いのは、元々古くからインド
では金は身を守ると言い伝えられていることから、貴重な貴金
属としてずば抜けて人気が高いのです。
また、個人の資産としても金の価値は世界で最も高く評価され
ていますので、サブプライム問題以降、証券投資がどんどん
下火となり、商品への投資が拡大しています。
話をインドにもどしますと、今、IT・ソフトフェア産業や、医薬品
産業、サービス業の発展によって、特に都市部におきましては、
所得増加を実現している層が急速に拡大してます。
また、上述した近代的な産業以外にも、昨今の農産物の生産が
比較的順調だったこともあり、農業従業者の収入も増加しており
ますので今後更なる需要高が期待できます。
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