ご存知の通り世界的な金融危機に直面しながらも依然として中国やインドは高い経済
成長を維持しています。特に
インド経済はとてつもない勢いで成長しています。
勿論すでにインド株式市場のSENSEX指数は低迷していますが、印僑の力が世界的
に拡大するにともなってインド経済を支える姿勢は今後も継続するでしょう。
元来インドや中国では金は大変縁起が良いものとされているため、金の需要が非常に
高いうえに、金への投資にまわせるほど豊かな層が増加したことにより、世界的に金の
需要が高まることになり依然として高い水準にあります。
過去には年間の宝飾品としての金需要のうち、前年の増加分の高い割合をインドでの
金宝飾費需要の急激な増加によるものとされていました。
実際にインドは金消費国として世界でもすでにトップクラスにあります。年間で宝飾品
用に流通している2800トンのうち約20%前後がインドで消費されています。
今後も、インド経済の拡大にともない、インドの動きが世界の金需要を大きく変化させ、
金の価格に影響を与えることでしょう。インドの金の消費量は重要な指標となります。
そして、世界的に金融不安が広がったことにより株などの証券投資から
金への投資に
シフトする動きがここ2~3年の間急速に広がっています。
商品先物取引市場は株式市場などとは比較にならないほど市場規模が小さいので
大口によって大きく変動するケースが少なくありません。
ですので、今後も
金も乱高下することになるかもしれませんが、金融不安が解消される
までは上昇局面が維持される可能性が高いです。
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