商品先物取引で実際に商品トレードを行うにあたり、相場がどう動くかを予測する為に様々な
手法を用いて分析を行う必要があります。その分析法として主要なものが2つございます。
その一つが商品の需給状況や市場を動かす要因などから分析するファンダメンタル分析で、
二つ目がチャートの動き・流れを幾つかのツールを使って分析するテクニカル分析です。
商品先物取引で
商品トレードを実践するに限らず、市場を動かす要因として需給バランスは
とても重要です。ファンダメンタルズ分析の場合、株式投資であれば、企業の業績及び決算
発表、事業環境などを徹底的に分析する事で、投資判断を下すポイントが明確になります。
一方、商品先物取引での商品トレードを行う場合は、各商品ごとの生産・消費・在庫の状況が
ファンダメンタルズを分析する上で非常に重要です。
例えば、過去数年間にわたって、一般の人々の暮しに大きな影響を及ぼした原油、ガソリンの
高騰は、産油国の産出量停滞、原油埋蔵量の先行き不安が主な理由とされてます。
また、金であれば南アフリカやオーストラリアでの金産出量、勿論インドや中国の消費動向も
市況を動かす重要なファクターです。そして、それ以外にも為替などが大きくからんできます。
米ドル、ユーロの動き、各国の中央銀行の要人の発言も大きく影響することとなります。また、
ロシアなどの金放出動向、イラクをはじめとした混沌とした中東情勢、金鉱山のストライキ、
金ETF(上場投信)動向の動きも視野に入れる必要があります。
トウモロコシ、大豆、コーヒー、などの農産物に関しては近年の天候異変で作業状況が大きく
変化します。米国農務省の作柄予想などが市況に大きな影響力を持っていることは、言うま
でもありません。干ばつ、洪水、台風、ハリケーンなど天候要因は目がはなせません。
農作物の病気やウィルス流行等も市況をうごかします。上述した事から商品トレードにおける
ファンダメンタルズは、株式投資などと比べても比較にならない程、幅広い材料があります。
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