商品トレードで買いポジションを建てた銘柄が上昇トレンドにあって、さらに底値が分かれば
絶対に利益をあげられると思われるかもしれません。
しかし、あまり高値の水準にある
銘柄を買う場合は注意が必要です。といいますのも、上昇
トレンドはストレートに天井圏まで上り詰めていくわけでは無いからです。
何度も上昇と下降を繰り返しながら、全体的には右上がりのチャートを形成します。この右
あがりのチャートは、さらに進むにつれて商品価格の水準が高まります。
そして、その後に上昇トレンドが終わり、下降トレンドに切り替わった場合についてですが、
今まで上昇し続けた分、大きな値下がりリスクがあります。
2008年の7月に原油価格は1バレル=147ドルをつけたわけですが、たが、その後は一気
に価格が下降しました。ここで注意しなければならないことがあります。
上昇する時は、比較的緩やかに価格が上昇します。しかし、下降する時のスピードは上昇
する時のスピードの比ではありません。本当に早いんです。
特に商品先物取引の場合は、値動きがとても大きい上に、レバレッジ効果が早いために、
含み損がでている場面では、損失を出来るだけ抑えるために、ポジションを閉じます。
こういった動きが相場で広がるので、さらに価格は下降します。ですので、価格がすでに
高値圏に達していると思える銘柄に投資するには過去のチャートをしっかり確認します。
過去に高値圏に達しようとした時に、どれくらいの期間高値を維持したのか、また、下降
トレンドに転じた場合に、底を打つまでに、どれくらい掛かったか調べる必要があります。
PR