国内の商品先物市場では、市場参加者の多くは商品取引員
のディーラーで、商品先物会社の自己売買部門の方々です。
今現在、商品先物取引会社のほとんどが、各種手数料が完全
自由化されたことによって収益力が低下し、苦しんでいます。
こうしたことを補うために自己売買に力を入れているようで、
利益に応じてディーラーのサラリーに反映され、各ディーラ
ーには実力に合せて厳しい制限が設けられているようです。
代表的なのを幾つかご紹介しますと、数量制限といって建玉
が許されている枚数をディーラーの技量ごとに設定します。
また、ディーラーの技能に経験に応じて1日に取引が許されて
いるボリュームの上限が定められております。
ロスカットルールについても厳しく、何%の含み損になったら、
決済する、または1日の損失が何円になったら取引停止など
で、損益が拡大しないように厳しく規制されてます。
そして多くのディーリング部において翌日にポジションを持ち
越さないように厳しく取り決められているようです。
事実、オーバーナイトのポジションを持つことによって、その
間に海外の相場に異変が起こった場合は大変危険です。
こうしたことから、リスク・コントロールを軽減するために、
日計りルールを厳守するために厳しい罰則を設けています。
最後に、商品取引会社のディーラーが活発に売買を行なうのは、
基本的には朝の寄付きと大引け前で、実際にこの時間帯は値動
きが大きい傾向にあるので注意してください。
プロがこれだけ厳しい制限の中でトレードしているのですから
やはり、一般の投資家も見習わなければならないと思います。
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