いうまでもなく
商品先物市場は世界経済の影響を大きく受けます。特に商品先物市場
は市場規模が小さいだけに大きく動くときはすさまじいです。
例えば、
原油を例に挙げれば2008年の7月には史上最高値である1バレル=147ドル
をつけたわけですが、その後、半年もたたずに3分の1程度まで低下しています。
これほどまで乱高下が激しい
相場は初めてのことです。市場関係者の多くが2008年の
年末までには1バレル=200ドル台まで高騰すると予想していました。
また、一方では100ドル台まで下落して、しばらくは横ばいの状態が続くと予想する声も
ありましたが、結果はどれも当たっていません。それくらい予想はあてになりません。
雑誌や
投資に関する本を読んでも相場を予想することは不可能なのだと思えるほど、
あたりませんので、なおさらのこと長期的な予想は無意味だといえます。
しかし、相場が混乱すればするほど、投資家の思考を錯乱させるかのようにとんでもない
予想が流れます。ですので、こうした情報はできるだけ排除する必要があります。
排除しなくても、参考程度にとどめるべきです。そうすれば相場がどのよな状況にあった
としても、適切な
投資判断をくだすことができます。
商品先物取引にかぎらず、投資には情報が必要です。しかし、迷わせるような無責任な
情報は必要ありません。ですので、しっかりとした基準を持つ必要があります。
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